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博士が100人いるむら

ネット・ウォッチ

「博士が100人いるむら」というのを読みました。

博士取得者の8%が自殺というオチでしたが・・・それは進路不明を読み違えただけで、どうも誤りっぽい。ちょっとホッとしました。

「博士が100人いるむら」

児童小銃 : 「博士が100人いるむら」のオチはマジなのか?

そこで参照されているのは文部科学省の報告書「博士号取得者の就業構造に関する日米比較の試み」。

その資料をちょっとみてみる。

http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/mat103j/pdf/mat103aj.pdf

日本では、米国とは異なり、博士号取得者の活動実態を把握するための体系的な調査(米国の「Doctorate Data Project」に相当するもの)は実施されていない。

米国のストックデータをみると、博士号取得者の民間営利企業への就業割合が高い(約34%)のに対して、日本のフローデータでは、博士課程修了者の製造業等民間営利企業への就職割合は低くなっているのである(約12%)。 もちろん、日本のデータはあくまで博士課程修了者についてのフローデータであり、しかも研究生、無業者、不詳者等就職者以外の者の割合が極めて大きいなどの問題点があるが、このように製造業等民間営利企業への就職割合が低いことからすると、日本では博士号取得者(又は博士課程修了者)の民間営利企業における活躍の場が少ないと予想し得る。

日本の統計データがないことが問題だが、そんな中でも何とか分析してみると、仮説「日本の博士取得者は民間で活用されてない」をサポートするデータは見て取れるんじゃなかろーか、という流れかと。

ホントは離職率とか就業年数とか給与水準とかも勘案して検討しないといけないんでしょうが、フォローアップデータがないのでどうしようもない、というのがこのレポート時点の問題意識なんだろうと思います。

#学校に残って研究を続けることは、リスクをとってより高いリターンを得ようとする行動だと思いますので、

 博士課程の3年をうまく使わないとそのあときつい、ということは言えるのかな。

 会社の命令で研究するならうまくいかなくても会社が面倒見るが、

 勝手にやったなら自分で責任取れよ、という考え方もあるのかもしれない。うーむ。