フレデリック・テイラーの科学的管理法をWikipediaで読む。

フレデリック・テイラーの科学的管理法をWikipediaで読む。

課業の概念がテイラー・システムの中核を成している。その原理は、
- 課業の設定
- 諸条件と用具等の標準化
- 成功報酬
- 不成功減収
- 最高難易度の課業
の5つ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%B3%95


やりたいかっていうと別だけど、
管理の方法としては意外と違和感ないと思う。(つまり、テイラーが定式化したものが普及した)。


ストップウォッチオタクのレッテルを貼られた上に、
「最高難易度の課業」の測り方がストイックすぎて
現場に嫌われちゃう、とかいうのは想像できなくもないけど(想像です!)。


HARD FACT や DRiVE は たぶんきっと3つめ以降に異議を唱えていて、それはモチベーションやポジティブ心理学など社会心理学の知見をもとにしている


エリックリースはそもそも1-2番目自体がスタートアップでは無理だ、と言っている気がする。これはそもそもスタートアップに工場の生産管理手法を取り込んでどうするんだよ、というツッコミがあっていいとおもう。けど、エリックのせいじゃなくて、そういうやり方を(多くは意図せず)やってしまっている人や組織にたくさん出会ったという事だろう。


みんなきっと、それなりの体験をもって反論している訳で、逆に言うと全否定はあんまししないものだと思うけれど、そこからかいつまんでエッセンスを知った人は、全否定を求めるというものかもしれない。


反論の対象になりうるほど、みんな知っている、ということで、すごいことだなぁ、と思う。


当時はストップウォッチは相当な高級品だったはず、なんて話をどこかで聞いた。最新技術を使って工場の生産性をみるみるあげていった鬼才、という感じだったんだろうな。