今年の「Rakuten Technology Conference 楽天テクノロジーカンファレンス」について その5

Rakuten Technology Conference 楽天テクノロジーカンファレンス」 まであと約2週間となりました。私は今年も実行委員として皆様のご来場をお待ちしております。なお、講演は原則すべて英語で行われ、日本語への通訳はありませんのであらかじめご容赦ください。

招待講演 : Makoto Shimizu : 日本を代表するWebアナリティクス専門家

清水誠さんは「実践CMS*IA」サイト上で情報アーケテクチャ(IA)やWeb分析の情報を発信しているエキスパートです。楽天にも在籍され、アナリティクスのプラットフォームの全社展開をリードされました。常に実践と計測を重視され、空想上の数字や未検証のアイデアなどは発表しないという姿勢に強くプロフェッショナリズムを感じるところです。今回のセッションでは、ページビューやユニークユーザーなど一般的によく使われる分析指標の問題点を指摘し、Webサイトに関わる利用者のサイト内外のユーザーエクスペリエンス全体を設計する「コンセプトダイアグラム」や、それを用いたKPIの設計法について話していただきます。リーンスタートアップの世界でも、形骸化した指標ではなく、アクション可能な指標を使おう、といわれます。その実践的な手法を知る事ができると思います。

社内講演 : Takuya Kitagawa : ビヘイビアサイエンスチームを率いる若きリーダー

北川拓也さんは、楽天でデータサイエンティストのチームを率い、行動解析やおもてなしの実現に向けてひた走っている方です。ついこの間まで、ハーバード大学で物理学の博士課程に在籍され、かの「サイエンス」誌にも掲載実績をお持ちです。
ビッグデータとデータサイエンスを駆使して、どのように「現実の」ビジネスに適用し、おもてなしを高めているのか、語っていただきます。サイエンティストからみた、楽天の面白さも知ることができるとおもいます。