プロジェクト開始初期の課題の洗い出し

アジャイルにやりたいプロジェクト立ち上げ(プロダクトの立ち上げともいう)を支援するタイミングがちょくちょくあるんですけど、まあやったことがないので課題がたくさんあるわけです。1時間2時間のミーティングで出るわ出るわ。「あー、こんなにやることあるんですね。今見つかってよかったですね。」「あー、この辺の要素が状況をだいぶ難しくしてますね。とりあえずほっとけないかなー。」「ここはやばいのでまずここやっつけることだけ考えたいっすね」みたいな。

いま悩むべき、必要な混乱か?

「これはいま悩むべき、必要な混乱か?」っていつも考えてる気がします。私が混乱させてるわけではなく、状況が難しいだけなんで、見えるようにしつつ、どっから順に片付けるか決めてくしかない感じ。「問題がたくさんある(に違いない)」から「問題が数えたら32個ある」にして、「うち3個は緊急なのでさっと対処しないと、他は一旦おいといても死なない」に持ってって、「いま解決できてよかった。次のこれとこれどうする?」って感じになれるとよさそうです。んで、ずっとちょっとずつ実験して学んでいく状況に慣れたいところ。

スプリントとかプロダクトバックログとかが、スクラムが用意している仕組みはだいたいそのためにあるんですよね。自分でやってると気づきにくいので、ちょいお手伝いしてあげるとすっきりすることも多いみたいです。

走り出すと先が見えてくる

その辺まででだいたい腹落ちして自分で走れるようになるんですけど、ラディカルに上手くなれるようになるには実験を仕掛ける余裕作りと巧妙さを身につける必要があって、アウトカムやインパクト、平たくいうと儲かるかどうかに目が行くのはその次くらいってことが多そう。「この仕事の周りにはこんないろいろなことがあるんだー」って分ってくると面白くなってきますよね。

順番に解決できるように

よく練られたゲームのチュートリアルは、一個一個課題を解決していくと自然とメンタルモデルが強化されて、慣れて、うまくなるようにできてて、そういう風に仕事も始められたらいいなぁ、なんて思います。

富士山が見えたら

車窓から見えた富士山だと思える山の写真がこれなんですが、状況これと似てて。

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富士山登りたいけど、だいたい山の上が見えてないんで、実際のところ富士山かどうかも分ってない。地図からみるとたぶん富士山。分っている状況はこれこれで、知るべきものはこの辺っぽい。進むのも止まるのも自由。ただ乗ってる新幹線が止まるのは名古屋か新横浜だったり。こだまに乗り換えてここまで来るか、やめとこうか。でもそんなんじゃ憧れは止められねぇんだ... というような感じを受け入れていけるとよさそうです。なんのこっちゃ。

ユーザーストーリーマッピング

ユーザーストーリーマッピング

 

結局富士山登る人はほんのひと握り。