3週間スプリントあれこれ
Cope に3週間スプリントがおすすめだと言われ、なんで 2週でも4週でもなく3週?と思ったんですけど、たぶんその理由は、四半期リリースにあるんじゃないかと思いました。
ほぼすべての企業が四半期での予算、ないし、半期での予算を組んでいると思います。そうなると、その都度、売上を立てなきゃいけなかったり、予算をつけなきゃいけなかったり、見込みのない事業を整理して、新しい事業を始めなきゃいけなくなるでしょう。
スプリント期間は、「外部の人が介入なしに待てる期間」であり「外部の人が無理なくデモに参加できるタイミング」であり「内部の人が適切なフィードバックを適切なタイミングで得られること」が要件です。自分たちの都合だけで決めてしまうと、結果的に中断を招いてしまう。
そこで、ここでは、ビジネス上の都合である、四半期に着目してスケジュールを組めると、安定する可能性が高いんじゃないか、と考えてみます。
年末年始などの大型連休を考えると四半期は12週と考えるとよさそうです。
- 12週間
- 1週間スプリント: 12スプリント
- 2週間スプリント: 6スプリント
- 3週間スプリント: 4スプリント
- 4週間スプリント: 3スプリント
意外とどれでもうまくフィットすることが分かりました。
あれ、意外なオチ。
いやいや、4という数字が結構重要です。
- 1年を4等分すると四半期。四半期を4等分すると3週間
- ベロシティが安定するのは3〜4スプリント
まとめ
- 3週間スプリントのメリット
- 四半期(4スプリント)でベロシティが安定することが期待できる
- チーム内で十分に自己組織的に動ける期間を持てる。3週間分の計画はかなり自己組織化を求めるので。
- 3週間なら、外部から見れば待てる時間じゃないか。マーケティングとかも3週間あればなんか結果出るよね
という時間なんじゃないかという気がしてきました。気がするだけです。
おわりです。