デブサミ2011に参加しました。
残念ながら2日とも午後からの参加になってしまいましたが(1日目は寝坊、2日目は出社)。
今年は縁あって、アドバイザーというお誘いを頂きまして、コミュニティブース関連のお手伝いをさせていただきました。たいした働きはしてなくて、Open Jam の案を出したとか、LTの順番決めたとか、そういうあたりでしょうか。
Open Jam
Open Jam というのは、Agile Conference で行われている、廊下スペースを、即席のセッション場所や、休憩スペースとしてつかっちゃう方法です。国内のカンファレンスでやりたいなー、と思っていたところ、デブサミさんで拾っていただけることになり、今回の初実施となりました。ありがとうございます。
カンファレンスには多くの人が集まってきます。発表したい全ての人に発表の場所を渡すことは難しいし、10人にだけ届けたいような内容とか、ちょっとだけ議論したい内容に、公式にスペースを割いたり時間を割くのは負荷が大きい。じゃあ、場所だけ用意しとくから、自分たちで勝手にやっちゃいなよ。ということです。
- 日本Rubyの会(写真)
- すくすくスクラム(写真)
- 日本OpenSolarisユーザ会(録画)
- アジャイルッて何だっけ(録画)
- 雅叙園にソフトバンクの回線を引くまでの戦い(録画)
- XAMLプログラマーになろう(録画)
多くのコミュニティの方にセッションをしていただき、ありがとうございました。
機材不調で、記録が取れたり取れなかったりですみません。
コミュニティLT
あ、そうだ、LTのプレゼンタイマー職人 いがいがさんを召還しました。これは大きい仕事だよね。ありがとうございました。久しぶりにUSTしたら、えらい不調でご迷惑をおかけしました。ビデオは並行して撮るべきですね。基本に忠実に行かないと残念なことになります。大変すみません。
コミュニティとは何か
前日に岩切さんに送ったメール
デブサミにとってコミュニティってなんなのか、
社会にとってコミュニティってどういう価値がありそうなのか、
という話があるといいな、と思いました。"Social Capital" という概念があるそうです。
ソーシャルキャピタル。訳され方はいろいろなんですが、
Wikipediaによると、
"ソーシャル・キャピタルの概念を端的にいえば、
「社会問題に関わっていく自発的団体の多様さ」
「社会全体の人間関係の豊かさ」を意味するといえる。
あるいは地域力、社会の結束力と言ってもよい。"
だそうです。Art of Community という本で、
コミュニティはソーシャルキャピタルだと言っています。そういえば、ITに限らず、コミュニティというものは旧来存在して、
小学校のPTAだったり、町内会だったり、スポーツ団体だったり、
お祭りの実行委員会だったり、社内の同好会だったり、
いろんなつながりがあって、
そこで生まれるアンオフィシャルなつながりややりとりが、
社会をローコストで安全にしたり、熱意をまとめて形にしたり、
人の孤独や闇を軽減したりしているわけですよ。きっと。90年代のアメリカはそういうつながりがなくなってしまっていて、
問題化したんだそうです。そこで、そういうつながりに、
名前を付けたのが、ソーシャルキャピタルだと。もしかすると、80年代のすごかった時代の日本の組織って
いうのは、そういうソーシャルキャピタルがすごかったん
じゃないでしょうかね。一方で、日本企業に蓄積された
ソーシャルキャピタルが、長いこと、減っちゃったんじゃないか
という感じもしています。根拠ないですが。まあ、そこをIT系のコミュニティが補完している、
と言い切るのは、かなり短絡的な話ではありますけれど、
でも事実として、手弁当で企業を超えて、夜間や週末に
人が集まっちゃうのは、すごいんですよ。きっと。ということで、みんながんばれ。
というのがコミュニティLTなんじゃないかと思いました。