セッション紹介 : 楽天の英語化プロジェクト関連

楽天テクノロジーカンファレンスでお話いただく方の紹介をしてみたいと思います。概要の紹介はこちらにありますので、全体像を掴みたい方はぜひご参照下さい。

楽天の英語化 Englishnization

えーっと、私が見るに楽天の英語化を語るには2つの視点が必要になります。技術者の英語化と全社の英語化です。

技術者にとって英語は情報を得るために必須の技術だとみんな割と分かっているけど時間がないから手が出せてない人も多い領域です。知識の8割が海外から入ってくるのに、書籍だと1年くらいかかる翻訳出版作業にたよっていたら遅れちゃうよね、話がかみあわないよね、という話なわけですが、実際のところ本業が英語の人と違って時間が取れないことも多く、一部のスーパーエンジニアを除いてなかなかハードル高いわぁ、という感じなんじゃないかと思います。まあ、必要であることに関しては賛否なくって、必要だという人がほとんどでしょう。「アジャイルサムライ」や「リーンスタートアップ」を原著でも読みたいですよね。

一方で、全社の英語。こっちは賛否両論あって、地方の楽天市場の店舗サポートをしている人など、お客さんも日本語、提供するサービスも日本語である人にとって、どれだけ英語が必要なのか。普通の会社なら、マネージャや執行役員以上に高い英語スキルを要求して会社を上下2分割する訳です。でも楽天は全社の朝会を重視したりして、全社一丸が社是。そういうのはやりたくない(んだろうなと思います。勝手な推測)。そもそも全社が一同に集まる朝会の言語を英語化してしまいます。全部英語です。そうなると、全員がある程度の英語スピーチや資料を読める書ける能力を持たないと、意思疎通ができない訳で、勢い全社英語化という判断になりました(たぶん)。スピードを重んじる会社だけにやるとなったら即断即決、全社を巻き込んでの英語化プロジェクトとなりました。これが無駄とか非効率とか批判もあるかとおもいますが、まあ、結果は市場が判断するしかないんでしょうな。

英語化についてのセッション Englishnization and Engineering - How Rakuten Supports Engineers

カイルさんは2000年くらいからの長い楽天社員で、当初は楽天の英語に関する部分はほとんど関与していたっぽいです(詳しくは知りません)。英語化プロジェクトの筆頭を任されて、英語学習のプランやテキストづくり、平日休日の英会話指導の講師を務め、おそらく英語化プロジェクトの表も裏も全部知っている人だろうと思います(私は詳しくは知りません、これも想像)。スピードを支えてきたエンジンそのものです。最近PCのメモリを増強してスピードも上がったという噂もききました。

今回は、そのカイルさんに話していただきます。あと、英語化について外せない2人にもお願いしています。

一人は小泉さん。小泉さんは楽天Newsという社内報のプロジェクトに関わっている方で、もともとPRとかがご専門っぽいです。彼女は英語化プロジェクトの一員として、社内向けにどのように英語のメリットや学習の仕方などを伝えて、モチベーションを維持してもらうかを考えてきた(はず)です。

もう一人は篠原さん。彼は英語化に適応した技術者筆頭として、昨年から海外経験をこなしてきました。Koboの本拠トロントでも仕事をしてきた篠原さんの、生の英語化体験を、話していただけるものと推察しています。

※具体的な講演内容をきく前に書いてますので、かなり私の推測と期待が入っております。

たかが英語

楽天CEO三木谷による英語化の本。まあこっちが正伝というかなんというか。

Global Experience Project のセッション

技術者の英語化、については、もう一つセッションがあります。Global Experience Project (グローバル体験プロジェクト) といいまして、日本の社員から希望者を募って、3ヶ月間海外のグループ会社に行ってもらって、修行してきてもらうプロジェクトです。

ここで体験してきた人がホットなお話をしてくれます。海外体験を考えている技術者の人はこっちも Don't miss it. いきなりシリコンバレーに単身飛び込むほどではないが、いずれ活動の延長線上にそういうことも考えられている方は、パスの一つとして楽天を考えてもいいかもしれないです。

実際の技術者の英語はどのくらい?

この点は、おもに5階ユニバーシティフロアで開催される、楽天社員のセッションで、ご確認いただきたく!

みんな急にネイティブになる訳じゃないんですよ。

Registration (来場者登録) の方法

楽天テクノロジーカンファレンスは10月20日(土)です。11時から受付開始(ランチ提供)、12時からセッションが始まりますので、早めのご来場をお願いいたします。

休日ですので、ご家族、ご友人とご一緒に!
ご登録は公式サイト右側の "Registration Form" から来場者登録をお願いいたします。

公式サイト: http://tech.rakuten.co.jp/rtc2012/