先週1年ぶりのアメリカ、1.3年ぶりのサンディエゴに行ってきたのですが、街中に見慣れないものが。キックボードみたいなこれが、電動スクーター Bird です。
結構走ります。どこにモーターやバッテリーが載ってるんだかわからないくらいコンパクトなのに、25km/hくらいでるそうです。セグウェイの技術で作られているようです。
スマホでポケモンを探すように近くのBirdを探して、筐体のQRコードを読むと、ロックが解除されて乗ることができます。
こちらはもう一つのサービス Lime。後発っぽいけど自転車も探せるし、バッテリーパックが追加されていて航続距離は長そうです。こちらは免許証登録が不要です(Birdは初回に免許証の写真を送ります。日本のでOK。アメリカの免許証だとバーコード写真に撮るだけで登録できるみたい)。
免許が不要なせいか、一緒にカンファレンスに行ってた楽天の内定者の学生さんたちは「ぼくらLime派なんで」って言ってました。
下りて、Ride終了!とすると課金が確定します。星が4つ以下の場合、どこがおかしかったのかを報告する選択肢が出ます。たまにハンドルのバーがぐらつくやつがあったくらいで、ほとんど壊れてるのにはあたりませんでした。(壊れているやつは使用不能ラベルになって、そもそも乗れないようです。)
自分で充電を意識することはなく、アプリに出てくる各個体の電池残量をみながら、いいBirdを探します。では充電は誰がしているのでしょうか?
じつは、アプリで「充電しませんか?」というのが常に出ていて、ここに登録すると家にバッテリー充電キットが送られてくるようです。充電するとキックバックがあるのでしょう。トラックで一気に運んで充電している業者さんみたいな人もいました。
Birdは21時すぎは使えないみたいでした(LimeはOK)。全般的にBirdの方が先行しているのか、運転免許証登録が必要だったり(日本のでOK)、コンプラ対応が進んでいる印象です。
朝、建物を出るとこんな感じで並んでます。いつのまに。
筐体が小さいので駐輪スペースが少なくてよく、しかも一人一台所有しなくていいんです。
(昼もフル充電で並んでたりします。2毛作かな。)
Agile Conference でも話題でした。
カンファレンスのふりかえりのセッションで、一番よかった経験の第2位がScooter。
Bird社は1.25年で評価が20億ドル。史上最速のユニコーン企業(10億=1B超え企業)になったそうです。追いかけるLime社もユニコーン企業になったそうです。
全米に広がっているみたいです。東京にこないかなぁ。
都市部では一気に増殖して問題になっているところもあるようです。サンフランシスコ市では一旦禁止した上で、業者を免許制にすることにしたよう。で、募集したらBirdとLime以外に10社の応募があったそうです。
In SF, Uber, Lyft and 10 others vie for five electric scooter permits - CNET
Twelve companies -- including Uber and Lyft -- are vying for just five permits that would allow them to operate a dockless, rentable electric scooter program on city streets, according to the San Francisco Municipal Transportation Agency (SFMTA).
2020年の東京オリンピックにあわせて、東京でも解禁できたらすごいですね。どうやったらいいんでしょう。