360度評価は多面的評価の仕組みではなさそう

360度評価ってあるじゃないですか。日本語でググると多面的評価とか出てきたりします。

いくつかの北米企業やコンサルの方に聞いてみたところでは(調査対象が偏っている可能性はあります)、360度評価の目的は、「課題のあるマネージャーをみつけること」です。つまり、部下が「あのマネージャーとは仕事しづらい」というのをフェアに報告できる制度です。もちろん部下のなかでも、仕事しやすいという意見とそうでない意見が混在する可能性も高いかなと思います。なので全員に聞く。

パフォーマンスを引き出すのがマネージャーの仕事

マネージャーの責務、会社が期待することは、部下の人たちに仕事をしてもらって、組織全体としてパフォーマンスを最大化することです。一方で、事業のトップや人事部にとって、マネージャーの評価ってとても難しいんです。うまい人は上司や人事部にはいい顔しつつ、部下にはつらく当たったりしますから。ですので、360度評価という仕組みを使って、直接情報を引き出します。

マネジメントを改善する責務がより上位のマネジメントに課せられる

課題を見つけたら、事業のトップはその課題を改善する(問題を取り除く)必要があります。放っておけば、実際に収益を上げている社員のパフォーマンスが落ちたり、辞めてしまうリスクが高まるのですから。

課題の取り除き方は、その人自体を配置転換/解雇することもあるでしょうし、再教育やメンタリングで改善することもあるでしょう。その実施責任は当該マネージャーの上司にあります。

...と理解したのですが間違ってたら教えてください

私の取材先が偏っている可能性はありますが、個人的にはとても納得しました。マネージャーは組織のパフォーマンスにとって、とても大事 .... だとすれば、きちんと課題を発見して、改善する仕組みを作るというのは、とても健全だなぁ、と思います。

間違っているかもしれないので、違うよー、って話があればぜひ教えていただきたいです。

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