DevOpsDays Tokyo 2020 中止の経緯

DevOpsDays Tokyo 2020 は実施・オンライン配信・延期・中止を検討の結果、中止ということになりました。関係する皆様、ご支援いただいている企業様には大変ご迷惑をおかけしまして恐縮ですが、何卒ご理解をいただきまして、今後も引き続きご支援いただければ幸いです。

www.devopsdaystokyo.org

 

実行委員会での議論はどのように進んだか?

実行委員会での議論の経緯は以下のような感じでした。

 

まず中止の場合のコストを検討しました。会場費、キャンセルできない渡航費、通訳、あたりはかかってしまうけど、返金はしたいので前年からの繰越金を手当てしても、資金不足になることはほぼ確定しました。しかし、今後関係者に支援をお願いする可能性がありますが、なんとかなりそうという感触を得ました(ここ大事)。

海外スピーカーのほとんどは来日してくれる姿勢でしたので、そのまま開催する案を検討しました。ギリギリまで開催する方向で動いて、1-2週前に最終判断する案です。オンライン配信も準備して最悪無観客開催する案です。ありがたいことにオンライン配信のサポートをご提案もいただきました。この案は一見凄くいいのですが、スタッフの作業と判断の負荷が高いのが問題という話になりました。皆さんボランティアですし本業もあります。本業もカンファレンスも今後どういった対応が迫られるか不明な状態で続けるのはしんどい。また、パーティや懇親会は実施が難しいとなると交流できないのがつらい。「交流できないならやる意味がない」という委員もいて、そうだよねー、と思いました。

そのあと3ヶ月延期案が出ました。ちょうど同じ会場を使わせてもらえる可能性があったためです。これはよいのではないかということで、海外スピーカーがどう考えるかは保留として散会しました。その後、やはり海外スピーカーは旅程の組み直しなので難しいだろうという意見が出ました。

これまでの議論を踏まえて、仕切り直して来年に向けて頑張りましょう、と決まりました。

 

以上が決定に至る議論のおおよその経緯です。今後の安定したカンファレンス開催に活かせればと考えております。こういうことも検討したほうが良かったのではないか、などのご意見いただければ幸いです。

 

(2020/3/9 追記) 会場オーナーの品川区の決定で予約金が全額返金に

大崎ブライトコアホールのオーナーである品川区が今回のコロナウイルスの影響でキャンセルとなった場合の対応として、払い込んだ予約金が全額返金となりました。DevOpsDays Tokyoは、一ヶ月以上前に支払っている費用のほとんどが「会場の予約金」ですので、大変ありがたいことです。

協議の結果、2/20-5/31の期間でご利用予定だったお客様の

新型コロナウイルスの影響によるキャンセルの場合に対して

ご予約金を全額返金」の対応が決まりました。

来年もぜひ大崎ブライトコアホールで行いたいと考えております。ビバ品川区。