月刊エアライン

月刊エアラインという、かなり読者層が限られていそうな雑誌を発見。

最新号の特集は、「4発機 vs 双発機」。

 ずーっと気になってたんですよね。この話題。

ボーイングB747(ジャンボ)はエンジン4個( = 4発)で、より新しい型のB777は2個 ( = 双発 )。堅牢性からいったら4発じゃん?でも燃費は双発のほうが安いのかなぁ。B777の巨大なエンジンは、メーカーが限られてそうだし、2個ですむとはいえ単価は高そうだ。

・・・・なんてことを想像していたのですが、まあ、あたらずとも遠からず、ということみたいです。

ほかにも、エンジン性能と信頼性があがってきたことで、燃費の向上、大きな推力のエンジンの供給、長距離航路での規制の緩和※、エアライン業界のコストダウンのプレッシャー、などの要因で、とくにボーイングは熱心に長距離用航空機の双発化に取り組んでいる・・・というような話が書いてありました。

※故障により1つしかエンジンが動いていないときに、それでも飛んでいい時間についての国際的な規制があるんだそうです。この時間が短いと、近くの空港までたどり着きづらい長距離の国際線には双発は投入しづらくて、4発なら1つとまっても3発動いているのでまだ規制の範囲外だから安心、とのことです。規制緩和ってことで、飛んでいい時間が延びた結果、長距離国際線にも双発が投入しやすくなったと。(そういえば某海外系の成田-ニューヨーク線でB777-300にのったことがあります。)

エアバスA380は4発。B747の改良型も4発だそうです。

でかい飛行機は、まだ2発だと推力不足だろう、とのこと。