マイクロソフトは死んだ

ポールグレアムの「マイクロソフトは死んだ」。

Microsoft is Dead 日本語訳

技術最先端企業としてはもう見られていないよ、という話である。4月公開らしいのでもう議論の旬はすぎているんじゃないかと想像するが、まだ読んでない人は一読をお薦めしたい。

イノベーションのジレンマ、に通じるこの文が面白いな、と思った。

驚くべき事実は、卓越したハッカー——危険なほど卓越したハッカー——は、マイクロソフトぐらいリッチな企業の基準にあてはめると非常にお安く雇えること。

優秀な1~2人の人間に起こせる程度のイノベーションに、何万人もの技術者を擁する巨大企業が挑む意味がどこにあるだろうか?逆に、何万人の技術者を動員して起こす巨大なイノベーションに立ち向かえる他の企業が地上のどこにあるというのだ?

・・・という話を、普通に会議で発言したら、だれもツッコまなさそうな気がする。「そうだそうだ」という人と「アホか」という人、どっちもツッコまない。