引き続き、まだトヨタウェイ読んでます。
いや、いい本ですよ。これ。
ザ・トヨタウェイ
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大野耐一氏は考えた。
米国のような大量生産をやらずに、どうやって効率的に自動車を作るか。(米国の大量生産は規模の論理で考えるととても効率的だ。しかしそれをやるには資本がいる。)
そして、徹底的に無駄をとることにした。
無駄をとるためには、逆に大量生産をやっちゃいけない、ということになった。一個流し生産というらしい。
セル生産とも言いますね。
大量生産すると、
1. A工程とB工程の間に在庫が溜まることになる
2. ある程度数を見込めないと、ある工程の生産ができない。
→逆に生産できるときは一気に作って在庫の山を作る
3. 不良があった場合には、そのロット全体を疑って破棄
しなければならない。ロットがでかいと損害もでかい。
なんてあたりが、よろしくない。
だから、ある程度、複数の工程を一人でこなすようにしつつ、
少ない人数で一貫してひとつの製品を作るような"流れ"にした。
そしてできる限り在庫を置かないで、必要な生産量だけ
生産し、どうしても中間在庫が必要な場合は最小限にし、
かつ完全に数量を管理し、"見える"ようにした。
"見える化": 作業者が状況をできる限り的確につかめるよ
うな道具を用意する。
・作業者が危機を的確に予測、把握できる。
・作業者が不要な中間在庫/ムダを把握できる。
・その結果、作業者自身がが改善すべき事柄を
考えられる。
"流れ": 製品ラインを川にたとえれば、
在庫が溜まっているところは、澱んだところ。
だからそれを改良して流れをよくしよう。
流れがいいということは、全体として効率的だ
ということ。
とまあ、ほかの本も含めてごっちゃに書いてますが、
私の実体験からして、見える化というのは、とても重要だし
便利だと思うんデス。