善意と情熱

すごいすごいすごい。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 社長に学べ!

プログラムをやる人だって、

自分のやりかたがいちばんいいと

思っているからそうしているのであって、

いちばんいいと思っていなかったら、

プログラムを変えているわけですから。

そんな人どうしが一緒に開発をすると、

プログラムでは

「このやりかただと

 ここと合わないから変えてよ」

という話がおたがいに出てきたり、

絵を三人が描けば

画風はそろわないですから、

ひとつの商品に入れようと思ったら

誰の作風にしようと

決めないといけなくなりますよね。

そうすると、かならず衝突が起こるんです。

だってそうですよね、

クリエイションはエゴの表現ですから。

エゴの表現をしあっている人たちが、

なにもしないで

考えを一致させるはずがないんです。

みんな善意と情熱でやっているから

「自分がただしい」んですよね。

全員が「自分はただしい」と思っていて、

ぜんぶちがう方向を向いているのを、

どうやってそろえたらいいのだろうか……。

ある意味では、開発の仕事というのは、

とてもいいマネジメントのための

訓練だったんですね。

あたりまえのことではあるんだけど、

こんなにカンタンで、こんなにわかりやすくて、

こんなに響く表現ができるだろうか。