経済学者が考えるパレート最適は、多くの人の考える最適とは異なる場合がある。

売れない学術書の著者が集まりグーグル電子図書館への対応を議論する - 池田信夫 blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f9c9324d2477904f2a4910b65f17007f

ICPF -情報通信政策フォーラム- / 平成21年度第1回研究セミナー
http://www.icpf.jp/sym21_k01.html

「これまで七百万冊をデジタル化。出版社と契約したのが百万冊、パブリックドメインが百万冊、残りが絶版本。絶版本をGoogleが独占できる、のが問題といわれている。これがどれだけすごいか国会図書館のデジタル化の現状に照らし合わせるとよくわかる。」

経済学者が考えるパレート最適は、多くの人の考える最適とは異なる場合がある。
誰か一人だけ勝って、他の人は損得なしの場合は、パレート最適だけど、嫉妬によって多くの人から最適とみなされなかったりする。
...って佐伯先生の本で読んだ気がする。

「きめ方」の論理 ―社会的決定理論への招待―

「きめ方」の論理 ―社会的決定理論への招待―

Googleにもっていかれるくらいなら、絶版本は埋もれていろ!」という論理は、著作者の論理ではなくて、流通業者の論理にみえるので、そっち系の人は、使い古されて読まれやすく、しっぽが出てるので注意してください。