NotesはDBなので、意外と検索が強いという罠

[hotwired]使いやすい電子メール技術を探る会議『インボックス』

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040607307.html

>>ハーンCEOは一例として、大部分の電子メール・ソフト

>>ウェアがメッセージの保存に利用している「フォルダー」

>>というメタファーを挙げ、「このメタファーによる

>>管理方法は、1日に5通のメッセージを受信することを

>>想定していた時代に考え出されたものだ」と指摘した。

>>現在ではこの10~20倍のメッセージを受け取るユーザーも

>>多く、それぞれを所定のフォルダーに整理するには

>>時間がかかりすぎるという。

会社のメールにはほとんどスパムは来ないけど、

(スパム削除するのは、ほぼ無意識にできるから苦にならん。)

問題は、どこかで有効になるかもしれないメールの山。

だいたいいちいち、もらったときに仕分けなんて、やってられるか!

Notesなのでさらにたちが悪かったんだけど、

意外と使える方法にたどり着いてからは、

ストレスは減っている。

普通の受信トレイに残しておくと、それはサーバの

ストレージを食うので、サイズがでかくなると、管理者に

怒られる上に、毎回の起動が遅くなる。

今は、メールフォルダのローカルコピーを作る

レプリケーションという機能を使って、

すべてのメールをコピーしておき、

受信トレイのメールは定期的に掃除。

検索したい場合だけローカルコピーを検索する。

インデックス化は勝手にしておいてくれる。

ノーツは一種のDBだから、それが功を奏した。

モノは使いようってことかな。ふふん。

…って誰に自慢してるんだか。

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フォルダというメタファで実装されたUIが

情報の洪水の中でだんだん通用しなくなってきている

ことは、前の日記で書いた「学習科学とテクノロジ」の

Dr.DAノーマンインタビューでも触れられていた。

 放送大学[学習科学とテクノロジ]最終回を見た。

 http://www.do-gugan.com/~kawaguti/archives/2004/07/post_3.html

MicrosoftLonghornに搭載される予定の

WinFSという新しいファイルシステムは、

SQLServerベースになって、

検索や多方面からのビューの作成が

できるってことになる。

インフラとしてはWinFSがあれば、

あとは使い方ってことになるのかなぁ。

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別にWinFSでなくとも…

高速にインデックス化できるGoogleのDB機能を使って

メールクライアントを構築すれば同じことができる

というアプローチがGoogleGmail

Gmailに近いことがクライアント内でできるんじゃ

ないかというのが、Matsメーラーの目指す所、という

ことだろうか。

 [Matsにっき]2004-04-17

 http://www.rubyist.net/~matz/20040417.html