改訂前の版「影響力の武器」も序盤で挫折したのだけど、この本もちょっと序盤で迷子になっているので読み方を変えて、流し読みで全体をまずざっと俯瞰することにする。
- 作者: ロバート・B・チャルディーニ,Robert B. Cialdini Ph.D,岩田佳代子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: 単行本
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- 1.影響を与える
- 序章。宝石商が高い宝石を売る例を中心に、人の心の機械的反応について。
- ここから先は機械的反応の一つ一つの要素の説明になる。
- 2.恩義 - ゆずりあいに潜むワナ
- お土産や便宜をはかることで、説得というか、お目こぼしをもらいやすくなる
- 最初に高い予算案をあげて、1/4に落としてOKを貰った例など
- 断られてから引き下げる
- 3.整合性 - 心の中の邪鬼
- 難しい選択をした後は、その選択を信じ込もうとする
- つじつまがあっている人は高く評価される
- いったんある要求に応じると、同じような、しかしもっと大きな要求にも応じる可能性が高まる
- 約束を書き出すと、努力しやすい
- 自発的な約束、多くの人に知らせる、苦労して達成
- 4.社会的な証拠 - 私たちの真実
- 正しいと思う人が多いほうが、より正しいと考えられるようになる
- 都会の道ばたで倒れている浮浪者風の人に手を差しのべる人はいないが、周りに人がおらず、一人だと説得できる可能性が高まる
- 傍観者が沢山いると、行動を起こしにくい
- 自殺報道によって自殺が増える
- 適切な行動を決めるときに、他の人の行動を参考にする
- 5.好意 - 人なつこい泥棒
- 好きな人に頼まれたらOKする
- 見た目のよいひとがもてる
- 自分に似た人には好意を持つ
- なじみのあるものにも好意を持つ
- ジグソー学級 : 協力によってクリアする
- 6.権威 - 誘導される意志
- モチベーションには理由があると考える
- 権威は社会運営にとって大きなメリットがあるので、従うよう教えられている
- 肩書き、服装、装飾品
- 7.希少性 - 少数派のルール
- 限定的なチャンスだと思うと価値があるものに見える
- 数量限定、最終期限
というわけで、しばらく挫折していた本をざっと眺める事ができた。
(きちんと読んでないので不正確な内容が含まれるかもしれません。)
教科書を何度も読む
この読み方は以下の記事で思い出したものだ。実際はさっと読むことをやろうとしていたのだけど、長かったので挫折していた。たぶん、飛ばし読みが下手だったのだろうと思う。もうちょっと意識的に飛ばすべきだったようだ。
教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!(前編) P.2
http://president.jp/articles/-/11963?page=2
「3回目になると、同じようにサーッと読みながらも、たとえば世界史の教科書なら、『次のページの右端には、耳にピアスをしたチンギス・ハーンの写真があって、その左ページはこんな記述があったはずだなぁ』といった、見当がつくようになります。ページをめくりながら、自分のイメージ通りかどうかを確かめるような読み方になってきます」