どうも素性をきちんと書かないブログで、世の中のメインストリートにコメントをつけるのは気が引けてしまうのでトラバしませんが。。。
Log the Endless World: ユーザー・エクスペリエンス
私の現状認識(かなり推測)を、ちょっと書いておきます。
企業によって温度差があるとは思いますが、もしかすると大勢としては、
「使いやすいものを作るのはあたりまえ」だという認識があるのかもしれません。
じゃあ、どういうのが誰にとって使いやすいのか、を掘り下げて確認していく作業が
ユーザ・エクスペリエンスの改善と言うことなのだと思いますけれど・・・。
1.費用効果の算定
ニールセンのAlertBoxでもよく、「テストの効用は○○ドル」といった、
かなり突っ込んだ効果のアピールが目に付きますが、それだけ説明に苦慮している
ともとれます。
Appleのような、マーケティングが、それをブランディングの一部に取り込んで、
費用以上の効果、実際のエクスペリエンス向上結果以上の効果を引き出すことに
成功している、そういう一部の企業は別として、一般の企業が、
(思想としてだけではなく実際の試みとして)ユーザ・エクスペリエンス向上を
追求する場合に、投資に見合った成果が得られるか、という点は、
常に、明確に答えを出していかないといけないんだろうなあ、と思います。
2.テスト/修正方法の確立
一般に実現可能な方法論としてまとめ、広めていく必要があるだろう、と。
専門家サイドではいろいろ活動されていると思いますが。
・・・むしろ社会的なプロパガンダが必要かもしれません。
そういう意味では黒須先生の
ISO等の活動はキーとなるんじゃないかなぁ、と勝手に想像しています。
- - -
ソフトウェア開発の世界でも、「バグが無いのがあたりまえ」と言ってしまえば、
その一言に尽きるのですが(^^;)、費用効果の算定と、テスト/デバッグ方法の
確立があってあってはじめて、バグ排除の取り組みにつながる、と。