考えごと

割り算経営

全体のパイが決まっていて、それを均等に上手に分ける。 日本人はとっても得意だ。 短期的にパイは止まっているから、うまく分けたような気になれる。 少したつとパイが変化する。 きっとその頃には新しい経営者になっていて、そのときのパイをうまく分けな…

VMの時代 - イベント駆動と時分割(TSS)の組み合わせ

現在の主流のコンピュータ(OS)は、イベント駆動である。 1. イベント駆動OS CPUなどの処理リソース全体のうち、管理用をのぞいた残りの部分を浮動票として、 みんな(プロセス)で仲良く使う。 一般道路のようなものだ。 なかには救急車などの緊急車両もある…

考えて走るサッカー、トヨタ生産システム、アジャイル開発、行動経済学

静的プログラミングの限界を認識し、動的プログラミングに挑んでいる点で、これらには共通点がある。 考えて走るサッカー トヨタ生産システム アジャイル開発 行動経済学 インプットが圧倒的に多く、多様なため、処理方法を事前に計画できない。 そのため、…

オリジナルか?という問い

「オリジナルか?」と問い続けると、よりニッチの方向にいってしまう。 奇抜さを求めすぎれば、万人からは理解されないものになってしまう。 ・・・と、思ってきた。 しかし。 本当に素晴らしいアイデアは、トレードオフの上をいくものだ。 自分の中のトレー…

年内にやりたいNつのこと

年内にやってしまいたいこと(仕事編) 開発用サーバラックのケーブル整理。 ESXサーバの整備。 Trac月への移行。 某Proxyサーバ。 Lの改修。 PuppetとかMRTGとかhinemosとか。 jQueryとかAIRとか。 Rails2.0。 えー無理じゃん。

自分が若手であるという錯覚

ここ数年、周りの人間があまり変わらない状態が続いたので、錯覚しているけど、 僕は、確実に年を取っているのである。 彼らと知り合って、何年がたったか。 入学したての大学生なら、もうとっくに卒業している。 愕然とした。 慄然とした。 唖然とした。 - …

間違っているのはモデル

ちょっと読み直したかったので、なか見検索で読み直しました。(本が見当たらない・・・・。) It is a common mistake to say 'the data were fitted to the model' as if the data were something flexible and we had a clear picture of the structure o…

振り子の触れる方向が変わるとき

みんなが飽きると、無視されていた別の方向が脚光を浴びて、振り子の触れる方向が変わる。 知識の生産が、知識の消費に追い付かない、というのが基本にある。 研究され尽くして、新たなアイデアが枯渇。 まったく別の哲学が「発見」され、そちらに徐々に人々…

捨てる技術

日常生活で整理整頓のコツは、「上手に捨てるこのと」だ。 「捨てる技術」なんていわれたりする。 端的なのが「超・整理法」っていうやつで、一定時間触っていない袋はバンバン捨てていく、という方法。 企業や政府でも、機密情報の管理は、「超・整理法」方…

箇条書き言語

言葉の遊びエントリ。 - - - 文書の書き方に2つあるとする。 1. 流れを追えるようにしっかり道筋を立てて文章を書く 2. 要点を箇条書きにする コンピュータ言語でいうと、 1. C系の言語 2. 関数系の言語 に近いのかなぁ、と思った。 もちろん、さっぱりと文…

新しいことを始めよう

実績をすべて捨て去って、新しいことを始めなければ、生き残れない。 自分の見えるところで、見えないところで、そうやって前のめりに生きている連中が、 これだけグローバルでフラットになった世界において競争を始めているというのに、 自分は関係ないと、…

そうじ力

ソースコードはリファクタリングを重ねていくと、どんどん短くなっていく。 重複した処理をまとめて関数にし、効率的な記法に入れ換え、 使いそうに見えたけど使わなかった処理をなくし・・・。 そうして、洗練されてメンテナンスしやすいコードになっていく…

投資計画が立つよりも前の試行錯誤

投資計画を立てるということは、いつまでにどのくらい回収できるかという推測をたてるということ。 投資計画が立たないような、 まだ海のものとも山のものともわからないところで、必死で調べ、もがき、思いついたり、教えてもらったり。 そういうのが楽しい…

血小板をリスペクト

怪我をしたとき、「ああー、痛い」とか「なんで怪我しちゃったんだろう」とか考えている裏で、血小板は勝手に傷をふさぎ、皮膚組織は修復を始める。 これってすごいことなんだと思うけど、普段はなかなか気づかない。 若いうちは「つばつけときゃ直る」とい…

過熱か、無視か

過熱しすぎることを恐れるあまり、つまらないものを作って、無視されるより、 まだ、面白いものを作って、過熱、炎上するリスクを負う方が、まだましな選択だと思う。 けれど、コストが絡むとそうもいかないか。 1. no attention 無視 2. less attention 人…

ソフトウェア技術者が英語を学ぶべき理由

※いろんな人の話の焼き直しですけれど、 とりあえず適当な文書が見つからなかったので、書いておきます。 間違いやおかしな点がありましたらぜひご指摘ください。 出展やリンクがわかり次第、リンクしていきたいです。 - - - 今、私が使っているソフトウェア…

サンプル数は大事

統計的に有意な結果を得るために、サンプル数はどれくらい必要か? というのは、統計学の入門教科書でも、一概に答えは出ない話だ、という。 経験則的には、30くらいあれば、十分ではないか、という話も紹介されている。10では少なすぎるし、30以上は経費の…

海外で日本人を避ける

海外に住んでいる友人の話・・・。 韓国人や中国人はすぐ集まって町をつくるのとは対照的に、 日本人は日本人だけでコミュニティを作るのを避けがち。 ・・・という傾向があるかもしれない、とのこと。 せっかく海外に行ったのに日本人がいると萎える気もす…

今、思いつくいろいろな問題を一気に解決できそうな大きな風呂敷

今、思いつくいろいろな問題を一気に解決できそうな大きな風呂敷を考えてしまうことがある。 大体は、実現までの工数が大きすぎて、一人ではやりきれないとか、一人では時間がかかるとか、一人では能力不足でうまく作れないとか、ほかの人に頼みきれないとか…

ゾーンディフェンスで引き分け狙い

ぶち先生が久しぶりにガンダムと車以外のことを書いている気がする。 うぇるかむぶちわ?るど!! | 自己批判中 彼らを軍縮させるためには軍事力を持ち、こちらの軍事力も減らすからそっちも減らせという交渉が必要になってくる この一文から、歴史で習ったロ…

重量級(?)言語でサイト構築して面白かったことはないので

「3年で陳腐化するWebサイトの構築には軽量言語のほうが向いている」,日本Rubyの会,高橋征義会長:IT Pro 基本的に賛成です。

ホリエモン報道

昨夜、「朝まで生テレビ」を見ていて特に強く思ったのは、 皮膚感覚レベルで、ホリエモンを受け付けない人がいるらしい、ってことかな。 いつもホリエモン報道を見ていて感じるんですけど、 熱くなりすぎじゃないの? とりあえずいまのところの罪状は、受け…

自分から攻めないときは相手から攻められないのか(商売の話) + 墨攻

商売には自分達で想定するセグメンテーションというのがあって、 例えば小売業と卸売業には線を引いて違う商売ね、というのがあるわけです。 たまに、ブロックバスターという企業がでてきて、これまでは 別のセグメントの商売だと思っていたところから、 一…

シンプルにシンプルにシンプルに

今週は、昨年作ったシンプルなアプリを改修。 よりユーザにとってシンプルにするための改修。 結果としてソースコードも短くなった。自分で書いたフレームワークとの共用度が高まったもんで。 ソースを見直して短くする、というのは、なんか頭がよりスマート…

物事がうまくいかない理由について。

先人の教えを自分なりに書き出したメモです。 こっぱずかしいですが、自分用に置いておきます。 - - - 物事がうまくいかない理由について。 ・こうなって欲しい、という未来を、妄想だと考える。 ・思いつきと、ひらめきは違うものだと考え、思いつきに賭け…

デリミタかセパレータか

区切り文字を英語でなんて表現するほうが適切かということに悩んでみたりします。 デリミタ(delimiter)なのかセパレータ(separator)なのか。 <array separator=",">aaaa,aaaa,aaaa</array> とするか <array delimiter=",">aaaa,aaaa,aaaa</array> とするか、どっちが気持ちいいかなってなもんで。 まあ、たぶん、どっち…

急に「縮む」ブーム

日経ビジネスで特集になったので、ことさらそう思うのかもしれませんが、 学力低下、NEETの次は、「縮む」(労働力不足)ですね。 就職倍率がバブル期を越えたのが決定的みたいです。 えーなー、団塊ジュニア世代の終わりの方の人間としては、うらやましい限り…

デジタル変換装置 - Blog

Blogやソーシャルメディア、Wikiなどの最近のサービスの面白いところは、 幅広い"発信"を引き出しているところだと思います。 あやふやな事を書きます。しばし、お許しください・・・。 "デジタルな情報"というのは、自然発生的に生えてくるわけではない、 …

たとえGoogleが成功したことを知っていたとしても、そんな不確実な方法は、なかなか、とれない。

GoogleのGFSの話を書き(引用し/リンクし)ましたけど、 ある会社が、サーチエンジンを作ってサービスしようと考えたときに、 はてしてGFSのようなアプローチをとるだろうか、ということを 考えることがたまにあります。 現在の市場で新たな検索エンジンが売れ…

Jeff Bezos' Speech (Sotto Voce)

Sotto Voce で、Stanfordで講演したAmazonのジェフ・ベゾスCEOの講演内容が紹介されています。 村山さんのまとめ自体がとても勉強になります。。。 Sotto Voce: Conversations Without Boundaries: Jeff Bezos' Speech 講演の過程で出て来たキーフレーズ、そ…