このエントリーは、Regional Scrum Gathering Tokyo & Scrum Fest Advent Calendar 2023 の 12月5日の記事として書きました。
コロナ禍からの回復にともなってオンサイト(現地)参加が人気に
RSGTでは、近年コロナ禍からの回復に伴って、現地でのオンサイト参加のニーズが高まっております。2020年1月のコロナ前最後のカンファレンスでは、チケットが瞬時に売り切れてしまうことが問題になっておりましたが、その後2021年より増床し、席数を増やしているのですが、チケットの入手の困難さが高まってきています。
実行委員会としては、会場の増床を含め、持続的開催のための対策を持続的に検討していく方向ですが、当面できる対策も行っていきたいと考えています。
コロナ後は全セッション配信しています
RSGTでは、2021年のコロナ後初のカンファレンスから、全セッションをオンライン配信し、オンライン登壇も可能にしています。会場も継続的に確保しつつも、第n波や緊急事態宣言などが発生した場合、いつでも自主的にオンラインに切り替えていただけるような体制をとってきました。その結果、2021年は半数以上の方がオンラインを選択され、会場は閑散としていたのは記憶に新しいところです。ほぼすべてのセッションは後日Youtubeに公開され、自由に観ることができます。
https://youtube.com/@scrumtokyo
オンラインの「廊下」としてDiscordも盛り上がるようになりました。多くの方が積極的にDiscord上で新しいつながりを作ろうとしたり、新しい試みを楽しもうと努力された結果と思います。ありがとうございます。夜中の3時までDiscordで毎日話すようになったのはこのころからです(早く寝てください)。
オンライン参加はDiscordの活用がカギ!
はじめてオンライン参加される方は、ぜひDiscordのテキストチャンネルもチェックしてください。現地の人も、オンラインの人も多くの人がDiscordチャンネルにアクセスして、登壇者の話に反応しているのを見ていただけると思います。また、Discordにはボイスチャンネルもありますので、セッションがない時間帯などはふらりと参加して、ラジオのように交わされる会話を聞いたり、思い切って声をかけてみていただければと思います。
ギャザリング(実践者の集まり)を楽しむために
徐々にコロナの状況も改善し、企業でもオンサイト参加について問題がない、という判断がされるようになった結果、徐々にオンサイトの人出が増えてきています。「オンサイトで参加したい」「懇親会で新しいつながりを作りたい」「普段なかなか会えない旧知の人と久しぶりに語り合いたい」というニーズはまさに「ギャザリング」の大事な目的ですので、一方的に講演を聞くだけでなく、実務者同士のつながりを生かしていただいていて、場づくりを支援している私たちスタッフとしても非常にうれしく感じています。
Lyssa Adkins "The Agilists’ Emerging Superpower and Our Planetary Challenge" (日本語字幕つき) - YouTube
職場で周りを巻き込んで参加するRSGT2024をやってみていただきたい
また、一昨日以下の情報を公開いたしました。
おかげさまで現地参加可能なチケットは完売いたしました🥳
— Scrum Tokyo (@ScrumTokyo) 2023年12月3日
追加席のご用意は難しいため、#RSGT2024 ではオンラインでの視聴体験を充実させるべく、社内での同時視聴の機会を提供することにしました。
ぜひ、チケット購入後に入場できるDiscordのフォーラムでの議論にご参加ください!
会社の中で、アジャイルの普及や仲間づくりをされている皆さんにとって、周りを巻き込みながら会議室で一緒に観るなんて機会が作れたらいいな、というご意見をいただいて、この取り組みを始めました。
一つの参考になる例は、XP祭りでの食べログさんの取り組みです。
XP祭りに集まったメンバーで、オンラインでの参加申込をしたのですが、
「せっかくなら現地参加したかった」というメンバーの声があり、
リモート参加と現地参加、両方の良い所を実現できる参加の形がないか、TDD道場破りの参加メンバーで考えました。
適正な利用範囲についてぜひ議論に参加してください
有償でオンラインチケットを買っていただいているカンファレンスですので、どのあたりまでの同時視聴であればフェアなのか(買った方に不公平感がないのか)、Discordチャンネルの中で議論をしています。ぜひ、議論への参加をお願いいたします。
うちの会社ではこんなことをやってみようと思います!みたいなアイデアや実行宣言も、ぜひDiscordの中でしていただければと考えています。
そうした意見や実施状況をみながら、来年のチケットの販売方法も見直していければいいのかなー、と話しています。まずはフィードバックとか、どれくらいニーズがありそうなのか、データを集められればと思います。ぜひ参加のご表明や実施後のレポートなど、ご協力いただければ幸いです。
Lyssa Adkins "The Agilists’ Emerging Superpower and Our Planetary Challenge" (日本語字幕つき) - YouTube