スクラムマスター マニフェスト ver.1.2 の非公式翻訳

Scrum Global Gathering London でまとめられた スクラムマスター マニフェスト なるものがあるということなので、翻訳しておきます。翻訳時点の原版のバージョンは1.2と表記されていました。この存在は InfoQの記事 ( InfoQ: Is the ScrumMaster a Full Time Role? Yes, According to the ScrumMaster Manifesto ) で知りました。

私たちは、スクラムマスターはフルタイムの役職であり、一つのスクラムチームにつき、一人のスクラムマスターが必要であると信じます。

12のスクラムマスター原則(ポケット版)

1. 専任デリバリー改善者
2. 継続的改善を促進する
3. 継続的改善を支援する
4. 権限委譲する、コーチする、デリバリーする (?)
5. チームを育てる
6. 透明なチームになるのを支援する (?)
7. エクセレンスにコミットする
8. 共感できる、伝道力のある、ガイド
9. 抵抗にあっても粘り強く進める専任者 (?)
10. チームを助ける
11. 認識を広め、そのあとで、改善する
12. アジャイルを駆動する力(フォース)

スクラムマスタを15ワード以内で定義すると
  • スクラムマスターはプロダクトを創るシステム(人とツール)に関心を持つ
  • チームを自己組織化とゴール達成に向けて導く人
  • スクラムプロセスをファシリテートし、障害を取り除き、価値を届け、人々を助け導く
  • 価値を届ける、高いパフォーマンスで継続的改善のできるチームを育てるチェンジエージェント
  • スクラムマスターはチームの継続的改善を助け、効果的なプロダクトを楽しんで生み出せることを目指す
  • スクラムマスターはチームをファシリテートし、メンバーのコラボレーションを助ける
スクラムマスターが着目するのを忘れがちなこと トップ10 (しかしスクラムマスターのせいだけではない)

1. スクラムがフォーカスすべきキャリアパスとゴールの再定義
2. プロダクトバックログ項目の抜け漏れ
3. チームにとって不都合な課題が、議論されないこと
4. エンド・ツー・エンドのシステムテストユニットテストの適切なバランス
5. リリース計画に対して、実際のチームの進捗がどうであったかを振り返る
6. 全てのテストを継続的インテグレーションの結果に入れ込む
7. チームメンバーがリファクタリングの価値を理解する
8. コードは常にピアレビューされる
9. ペアプログラミングがいつも活用されている
10. 完了の定義(definition of done)は常に拡張されている

[翻訳ここまで]

コメントいただければ幸いです

ないよりはまし、という程度の訳ですみません。翻訳へのコメントをいただければ幸いです。