こんなご相談をいただきまして。
スクラムマスターは支援者だとは思っているんですが言葉が難しく…提案や促し?ではなく「指示」なってしまう場面があり上手く出来なくて
うーん、まあそんなに焦らず、刺激を与えたらその反応を、じっくり観察していきましょう。ってなアドバイスをしまして。
スクラムマスターっていうのは、人を変えるというか、理解を促したり、姿勢を矯正していくような仕事なので、「30m走りなさい」って言えるPOとはちょっと違ってですね。人間という複雑なものを複数束ねたチームというのを扱うので、とにかく刺激->反応を見るを繰り返すしかなかったりすると思います。
なので、「こうしてほしい」に「はいやります!」っていう変化は単純、もしくはうわべだけなので、もうちょっと本質的な深い変化を観察する必要があるかなと思います。
問題 (ミーティングが長い) -> 対処 (短くしたほうがいい) ... ではなく、どの程度長いとチームにとってちょうどよく/害がある、っていうのを、一個一個実験して、みんなで納得して理解して、それで初めて、生活習慣に組み込まれていくんですよね。
そういう日々の生活に寄り添って、ずっと一緒に走りながら、いっこいっこ促していくのがスクラムマスターの姿勢なんじゃないかなと思います。なので、まずは観察を。
勉強しない子をどうやって机に向かわせるか、みたいな仕事です。保育園の先生 ...
ここまで書いて。ああ保育園の先生っていってもな、わかりにくいよな、なんかいい教習ビデオないかな ... と検索したら、このビデオが引っかかりまして。
みてみると、まあなんというかスクラムマスターを表しすぎてて、びっくりしました。牧羊犬(Sheep Dog)とか言ったりするんですけど、もっと直接的に誰もが見たことがあるメタファがこんなところに。アジャイルコーチやスクラム経験者のみなさんはとにかく見てみてください。
いくつか気になったところをメモ。いや全般的に全てがスクラムマスターすぎます。
- 朝会からはじまる
- 遊びの見守り
- お昼寝中に保育士が集まって課題確認 (スクラムオブスクラムズ)
- 「発達を見据えた保育士の援助が必要」
- 「できなかったことがひとつひとつできるようになるのが、子供にとっての喜びですし、私たち保育士にとっても喜びになっています」
- 「見ただけではわからないこともたくさんあると思いますので、見学することもお勧めします」
P.S. もうちょっとスクラムに詳しくない人でもわかるように書けよ...なんですけど、わからない方はトレーニングなどもございます。(宣伝すみません)