だいぶ日本語のパターンも増えてきたので、ぼちぼちパターンを使う機会を増やしていければと思っております。
パターンというのは専門家が共有知として「良さ」を書き出したものです。それをユーザーが操作して自分なりの価値や欲しいものを表現する、という使われ方をするものだと認識しています。
例えばFearless Change だと、何か組織内に普及させたいことがあった場合に使えそうな戦略がパターンになっているので、自分の状況に合わせて、一つ一つ適用し確認することで、一歩一歩前に進む手助けになることを意図しています。もちろん考えるのも試すのもユーザーですし、書いてないことをやるのも全く問題ないわけです。ただ、組織は違えど先達がすでに歩いた道であれば、真っ暗な道で絶望して立ちすくむより、わずかな光明を伝って前に進める方がだいぶいい。
というわけで、パターンを使う側のワークショップとして、Jim Coplien のスクラムパターン研修があります。=> スクラムパターン
あと、通るかどうかわかりませんが、Regional Scrum Gathering Tokyo 2018 にも笹さんと原田巌さんがプロポーザルを出しているので、応援をお願いいたします。
これまで Mary Lynn Mannsさんと井庭先生に来てもらってやったこともあります。英語と比べて日本語のパターンは多くないのでハードルが高いですが、一つ一つやっていければと思います。
Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン
- 作者: Mary Lynn Manns,Linda Rising,川口恭伸,木村卓央,高江洲睦,高橋一貴,中込大祐,安井力,山口鉄平,角征典
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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組織パターン (Object Oriented SELECTION)
- 作者: James O. Coplien,Neil B.Harrison,ジェームス・コプリエン,ニール・ハリソン,和智右桂
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/08/06
- メディア: 大型本
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パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 江渡浩一郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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