デブサミ2014 で 「ピンポンゲーム (Ball Point Game)」

デブサミ2014 に参加して、セッションを一つ提供させていただいた。

【14-B-5】 ピンポンゲームでスクラム体験ワークショップ

Ball Point Gameはスクラムの体験ワークショップとしてとても有名なもので、ピンポンゲームと勝手に名付けて社内の新人研修や、東工大での出張講義などで提供してきた。私がこのゲームを知ったのは、ヘンリック・クニベルグさんと、ジェフ・パットンさんの研修をサポートした時に、彼らがやっていたものだ。ヘンリックさんのやつは、カール・スコットランドさんのFlow Gameにもちょっと似ていた気がする。

今回は45分と時間が短かったので、少し調整をしてイテレーションを減らした。クロージングでの解説が足りなかったり、配布するつもりだったスクラムのプロセス部分の簡単ガイドを配り忘れたり、あらら、というのはあったが、全体としては上手くいったのではないかと思う。もちろんスクラムの全体像を網羅して教える、というほどの時間はないが、チームで会話しながら進める改善の楽しさは、伝わったのではないかと信じている。

今回はスクラム仲間の佐野友則さんに進行のお手伝いをいただいた。また、参加してくれたスクラム仲間や会社の同僚の人たちにも大いに手伝っていただいた。皆さんのご協力がなければ、ワークショップはもっと静かなものになったのではないかと思う。ありがとうございます。

https://speakerdeck.com/kawaguti/pinpongemudesukuramuti-yan-wakusiyotupu

  • チームによって違うと思われるが、以下のような発見があったらうれしい
    • 初回の見積もりはほとんどあたらない。やったことがないものは見積もれない
    • 見積もりの秘訣はYesterday's Weather。前回実績が最も頼りになる見積もりの根拠だ
    • 継続的イノベーションによって、やり方を変えなくてもだんだん早くなる
    • やり方を変えるのは大きな不確実性があるが、継続的イノベーションでは到達できない改善を生むことがある
    • ふりかえりの時間を取ることで、次回の改善を大きく引き出すことができる
    • 一定時間は、全員で作業に集中することは、基本的に重要だ。
    • みんなで意見を出し合って、うまくなっていくのは、とっても楽しい。

公募を採択してくださったコンテンツ委員の方々、また、さまざまなサポートをいただいた運営スタッフの皆さんに感謝を申し上げます。

Fearless Change の歩き方

Open Jam で Fearless Change の説明を2回行った。いずれも立ち見が出るほどの盛況、というか椅子がほとんどないので皆さん立ち見なのだが、結構集まっていただいて、とてもありがたかった。デブサミにくるような方はエバンジェリスト(1)率が高いと思われるので、ご活用いただける本なのではないかと思う。
https://speakerdeck.com/kawaguti/fearless-change-falsebu-kifang

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

尚、一つはAgileUCD研究会の枠を使わせていただいたものだ。