年金記録漏れは「レガシー」システムのせい?
レガシーでもしっかり動いてるシステムは一杯ある。年金の背景にあるシステムについては NTTデータ がずっと取り扱っていて、かなりの予算も流れていたはずなのに、矛盾や問題点を解決できなかった経緯が何だったのか、それこそが最大の問題。
作った時点ではレガシーではないので、当初は「現実の問題を解決できるシステムになっているか?」を把握できていたかどうかが課題になる。そして年数が経って「現実の問題が既に解決できなくなっていることに気づけるか?」が課題になる。
いずれも結構難しい課題だと考えられる。
きっと、受注したシステム屋だけでも、発注した業務担当者(ユーザ)だけでも、単独では解決できない/理解できない/認識すらできない問題は多いはず。会話の中で、拾うべき問題を見つけ出して拾っていかないといけない。
問題を解決するのは検証済みの技術的スキルかもしれないが、
問題の発見と理解については、創発的な共同作業だったりする。
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日本の企業文化の深い根っこのところに、「分業->他業への無頓着」があるような気がしてならない。
業務を担当しながらプログラムも書いちゃうような人を「異端」「趣味の人」「なにやっているかわからない」と遠ざけてきた純血文化みたいなものが、もしかしたらあるんじゃないか。と疑っている。