仕事のほうでVMware ESX を触りはじめました。
さわり心地を書いておきます(企業秘密でもなんでもないし)。
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ESXサーバのインストールは、Redhat Linuxベースのインストーラです。
VMM(VMKernel)自体は、Redhatとは別ものですが、一緒にインストールされてます。大丈夫。
インストールが終って起動すると普通にRedhatのログイン画面です。
起動できたらまず、日本語化のパッチをあてます。
3.0.2だと、日本語版のVirtualCenterクライアントはESX日本語版パッチと同時には配布されてないようです。
3.0.1の日本語版は日本語化パッチに含まれているのでとりあえずこいつをインストールしときましょうか。
私は英語でいいんだけどな。
別のWindowsVirtualCenterクライアントから、ログオンすると、
管理画面になります。GUIからVMを作ったり、CD-ROMをマウントしてOS入れたり、
vmware-tools を入れたりと、まあ通り一遍のことが出来るようになります。
が、このままでは、VMのコピーとか出来なくて、
VMWare Workstation 以下の使い勝手なので、もうちょっと探ってみます。
せめてVMのコピーくらいはしたい。
Virtual Center買えって?いやだもったいない。
VMのコピーごときでは、ちょっとペイしません。
ってことで・・・
ESXホストマシンで、
/sbin/useradd
で、ユーザを作ります。rootだとリモートからログオンできないので。
そうしたら、ssh対応 の telaterm で入れるようになっています。
sshdはデフォルトで起動しているみたい。
(VirtualCenterクライアントでも使っているとかでしょう)
SCPも使えますので、Windowsからなら WinSCPで入れます。
プロトコルはSFTPではなく SCP です。お間違いなく。
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Linux使う人はここからが本番ですよね。
わくわく。
※あ、ちなみにここからはドキュメントを見て試したわけではありませんので、
同じことをする場合は、自己責任でお願いしますね。
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/vmfs
/vmware-images (だっけな)
です。
実際は Storage1 とかでリンクされている先がVMFSファイルシステムでマウントされたストレージみたいです。
VM名のディレクトリの中には、VMware Workstation や VMware Serverを使っている人はおなじみのファイルが並びます。
*.vmx (設定ファイル = テキスト形式)
*.vmdk (仮想ディスク設定ファイル)
ほかバイナリ。まあVMware使いには予想できる名前になってますのでご心配なく。
まずは、ISOイメージをサーバ側に送っときたいですね。
これがあるないとではインストール時間が全然違いますから。
ってことで、 /vmware-tools(だっけか) の下に、os-images なんていうディレクトリを掘り、
SCPでがんがんOSのisoイメージを入れときます。
その前に、telatermからはいって、パーミションをあけときます。
> su
> chmod 777 /vmware-tools
> mkdir /vmware-tools/os-images
> chmod 777 /vmware-tools/os-images
> exit
ってな感じでしょうか。
で、SCPでつないでisoイメージを送り込みます。
(必要なisoイメージを送り込んだら、chmod 755 で、パーミションを
閉じとくのがいいかもしれません。)
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さてと。
次はVMのコピーですが。
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> cp -r (元ディレクトリ) (コピー先ディレクトリ)
でコピーは出来ますが、そのままだとインベントリに出てきてくれません。
どうしたもんかな。
とりあえず、見つけた方法は、
1. vmdkファイルとバイナリをコピーしておく
2. VCクライアントから、新規VMを作成しはじめる。「カスタム」の方で作り始めます。
3. ウィザードの途中で既存のVMディスクを使う、を選択し、 1でコピーしたvmdkを選択します。
以上。
ちなみに vmdkファイルの中身にvmdk実体ファイルへのパスが書いてありますので、
ファイルをリネームしたときには、そっちも直さないといけません。
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とりあえず、ESX触ってみたネタは、こんなもんです。
複数人で使うには、ESXはいいですね。
ほかの人がVMを起動すると、画面下のログにリアルタイムに表示されるのが、
チャットのようで楽しいです。まあすぐ飽きるでしょうけれど。
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ところで、最近、VMWare Converterがアップデートしていて、
Norton ghost のほかに、Acronis True Image 9 のバックアップイメージからVMが
作れるようになってます。
実マシンからの吸出しも、もともとできます。
動いているOS上に、VMware Converterをインストールし、そのうえで、
動いているOS自体を仮想マシンに吐き出します。
どういう仕組みなのかさっぱりですよ。
吸い出したOSがOEMのXPとかだと、VM側でもMSのOSアクティベーションが
求められます。激しくだるいですが、だるくない方はぜひお試しください。
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ということでした。
VMware ESX については、きわめて日本語情報がすくないので、これが参考になれば幸いです。