アジャイルがダメだと思う7つの理由 ... への脊髄反射
以下のブログエントリが話題になっています。
Facebook上で自分なりの回答というか、感想みたいなものを書いたのですがこちらにも貼っておきます。すでに原田さんがすばらしいエントリを書いてくれているので、いまさら足すことはないですけれど。
Facebookに書いたこと (脊髄反射みたいな反応)
ご指摘は10年前くらいの突っ込みだよな、と思っていたんですけど、一部は最近、似たような指摘を別の場所で受けたことがあった気がします。
- 1.全体スケジュールにコミットできない
予測が外れる免罪符にアジャイルを理由にするのはやめた方がいいでしょうね。しかし、どんなプロセス使っても予測が外れることをどう処理するか、という課題はあるんじゃないでしょうか。根拠なくコミットしちゃう人達の暴走をどうケアするかという対策はアジャイルに限らず、さまざま。
- 2.アーキテクチャ上の無駄が生じる
アーキテクトは必要でしょうね。
後発的な要件を吸収しつつ、全体の調和を維持しながら、品質を保ち、リリースを続けていくために。
- 3.コーチって何だよ
指導者はセミナールームや会議室じゃなくて、現場に欲しいケースが多いかと。
プロ指導者は必要かどうか、ROIを満たすかどうかはわかんないですね。
- 4.変化ヲ抱擁スルために固定化している
いたずらに要員を組み替えないほうが、いい仕事しやすいと思います。
もちろん完璧ではないでしょう。
- 5.実証主義的な説明に過ぎない
はい。その積み重ねをパターンというかもしれません。
- 6.手段が目的になっている
まあ、そういうダメっぽい人達もいるんでしょう。
私もきっとダメなんだろうなぁ。まあ、それも仮説検証なので。
- 7.アジリティはアジャイルだけのものではない
当然です。
総論として、(アジャイルマニフェストくらいしか定義がない) 茫洋とした「アジャイル」を掲げてなんかこれまでと違うことをしたい人達がわわーっと盛り上がって、それなりの数、失敗していくなかで、それにダメ出しをする人達が現れて、実体の定まらない「アジャイル」を批判するという構図は、これからの社会的流行なのかもしれないです。