Starbucksでのデジタルトランスフォーメーション at Microsoft Build 2018

Microsoftの石坂さんが紹介してたこのビデオ。Starbucksでのデジタルトランスフォーメーションのパネルがよかったです。


Digital Transformation at Starbucks : Build 2018

 

司会はStarbucksクラウドサービスチームのリーダー Scott Bockheim氏。頭出しはこんな感じで始まります。

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今日はStarbucksのデジタルトランスフォーメーションを考えて、クラウド化を推進してきたかについて、ちょっと話します。...

技術の話をする前に、Starbucks のミッションの話をします。一杯、一人、一人の隣人に特別な体験を、というもの。...

テクノロジーチームからみると、デジタルトランスフォーメーションはその体験をもっと深めること。特別なデジタル体験を届けて、顧客にStarbucksをもっと伝える。キラキラした新しいものでも、単なる技術が出たから使う、でもない。店舗に寄ってもらったり、モバイルアプリを届けることを通じて、顧客とパートナーを第一に考え、テクノロジーを届ける。

そのあと、各担当を交えた説明が続きます。AIの時代にどう対応するかとか、DevOpsやSREを進めてきたという話。On Boarding (新しい人が参加するときの教育)プログラムをちゃんとしたとか。

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最後に聴衆を鼓舞するようなことをいいたい、ということでこう結びました。

私がこの2年で学んだことは、
「あなたのチームを見くびるな」
(Don’t underestimate your team) だ。

開発者、技術者、アナリスト... 話しに行って、どうしたいのかを伝えるんだ。あなたのチームを見くびるな。社員はやりたいんだ。支援や教育の機会があれば、社員は喜ぶ。信じられないほど、みんな走り出す。さっき「どうやったら普及をうまく進められる?」って質問があったけど、うまくいったことについて話せばいい。雪だるまみたいなものだ。あるチームを誘って、うまくいけば隣のチームもやりやすくなる。そしてサイクルを回す。機会と支援を与えて、成功や学びを得たら共有する。 … ベロシティも普及も興奮もびっくりするほど得られるよ。

 Microsoftのチームは直接顧客のところに行って、技術やプロセスの支援をしたっぽいですね。このあたりの組み方も、最近のMicrosoftという感じです。かっこいいプレゼン打ってライセンスを売る、というのではない、実際に使い続けてもらって売り上げにつなげるサブスクリプション時代の普及活動を感じられてよかったです。

ここまでちゃんといろいろやって、発表できる企業が日本でもたくさん出てきたらいいな、と思います。もちろん経営にも説明しているし、経営も理解しているということでした。