ホビイスト向けに Macromedia Flex 無償提供

見落としていましたが、MacromediaのCEOインタビューから、

Macromedia Flex の 無償提供プログラムのニュースへのリンクが

貼られていました。

[CNET] Macromedia giving away Flex | CNET News.com

"Flex 無償"でGoogleかけたら日経BPの記事がありました。

(日本のCNETで"Flex"で検索かけても出てこないので、そちらでは訳されてないのかもしれません。)

[日経BP] 米Macromedia、「Flex」の非商用ライセンスを発表 - nikkeibp.jp - 注目のニュース

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説明への直リンクはこちら(前述のCNETニュースからリンクされていた)。

Macromedia - Flex : FAQ

読むと、対象はこんな感じみたいですね(正確には、直接読んでください)。

-非商用(いかなる収益/広告をも得ない、学術機関を含めいかなる組織の活動にも寄与しない)

-Flexを教えるor 学ぶ人

-個人BlogにFlexを置こうというBlogger

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このライセンス条件で、へぇぇ、と思ったのは、

非商用に含まれない範囲に教育機関が入っているってことです。

これは完全にホビイスト向けのライセンスなんですよね。

学生の頃は、社会人には働くのが忙しくて、趣味でコンピュータをやるなんて

想像できなかったので「GNUは学生や研究機関が中心に作ったもの」だと

考えていたのです(たぶん、それはその頃すでに間違いだったのでしょうけど)。

当時のコミュニティは情報科学関係の学生・教職員関係者が大きな比重を

占めていた・・・と思っていました。

だから、無償ライセンスというのは、

-そういった(おそらく知的レベルの高い)人々を自社製品の研究に駆り立てる

-学生が卒業後に自社製品を活かす仕事をしてもらって、その時点で自社製品が売れることでペイする

といったモデルだろうと思っていました。

しかし最近は、完全に趣味でソフトウェアをイジリ回す人(ホビイスト)が、

人数として増えて、しかも質も大いに向上した結果、

-ホビイストが製品から得た知識をWebに公開する

-そこには新たな活用方法、他ユーザへの啓蒙、優秀な作品の例などが含まれる

-コミュニティが大きいことが、企業内での製品導入でも選択のキーポイントになる。

まぁ、企業から期待されるほどにコミュニティが

大きな質・量を持つようになってきたということですよね。

(創作・知識の発表手段も、誰でもWeb/Blogに公開できますし、

 それに必要な技術/コストも、見違えるように敷居が低いですもんね。)

追伸: そういえば、Microsoftも VisualStudioのホビイスト版を出すんですよね。

(ホビー目的でVB2003買ったばっかしの頃に発表されたのでかなりショックでした)。

Visual Studio 2005 Express 日本語ベータ版