エンジニアの未来サミット + 懇親会
エンジニアの未来サミットに聴衆の一人として参加した。
http://gihyo.jp/event/2008/engineer
第一部は、アルファギーク vs 学生
第二部は、20代〜30前半の技術者による、30代をどう生きるか
とても刺激になった。
35才以上は9%。そこに入っている私は超ベテランということになる。
プログラミングを引退する気はさらさらない。
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横はフリーランスのプログラマーのショータローさん(DesignIT!の懇親会で知り合った)。
吉岡さんと小飼さんの話は、吉岡さんより「ぜひブログにアップを」と言われましたので、
記憶を頼りに断片的なメモを作りました。
吉岡さん:
コンピュータは、ムーアの法則の呪縛から逃れられていない。
近年のマルチコア、マルチプロセッサの流れも、元をたどれば、80年代には
その源流となる考え方があったし、論文も出ている。
小飼さん:
いやしかし、安価にそういった技術を利用できるようになって始めて、
実際につかえる発明がなされている。
論文だけで終わるのと、実際に使えるものが創られるのは大きな違いがある。
たしかに基本となるアイデアは提示されていたのかもしれないが、
それを言ってしまうと、すべてフォンノイマンのころに考えられていた、
といえなくもなくなってしまう。それは違うのではないか。
まず○○(忘れた。プログラマブルなスケジューラのことだったと思います)の
発明は大きい。
吉岡さん:
コンピュータの真価は、仮想化の歴史。
確かにマルチCPUが研究者の手元で使えるようになったのは90年代だが、
60-70年代にも、今はできないが将来リッチなCPUリソースが使えるようになったら、
どういうことが実現できるか、についてのアイデアが論文になっている。
小飼さん:
しかし、Googleは予想できなかった。インターネットがこんな風に普及して、
スパムがこんなに問題になるなんて予想は出来なかったはずだ。
吉岡さん:
Googleなんて誰も予想できなかった。
たぶん創業者のページとブリンも予想できなかっただろう。
そういう意味ではMicrosoftだって同じ。
ビルゲイツが始める前はソフトウェアが商売になるなんて、誰も予想していなかった。
小飼さん:
IBMがCP/M を買っていたら、どうなっていたかわからない。
吉岡さん:
CD-ROMをパッケージして売るのがパッケージソフトウェアの商売。
それが、ネットワークがこれだけ大きくなって、サーバに置いておけば、
ソフトウェアが配布できる時代になった。
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小飼さん:
技術的に代替できるもの、たとえばATOM/PPなど、候補はあるが、
どうやって普及させるかが問題。
FTPは、HTTPにだいぶ置き換わった。
FTPはセッションがあった(ログインと送信が別電文)。
SMTPも1メール送るのに4回もやりとりがある。
たしかに、セッションを使うと作る方は楽が出来るけれど。
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小飼さん:
Macintosh SE/30 の メモリを増やして fj を読んでいた。
あのころはメガでメモリを数えていたよね。
私はUnixを使ったのは、大学のエッセイ(レポート/小論文)を提出するために、
使える環境がUnix上のgroffしかないといわれたから。
私はエッセイを書きたいだけなのに。
吉岡さん:
小飼さんは、UCバークレー以外にどこを受験したの?
小飼さん:
アメリカの大学はほとんど書類選考なので10校くらい送ったけど、
落ちたのは一つだけ。
吉岡さん:
受かったのは?
小飼さん:
○○○、○○○、○○○、(超難関校の名前がならぶ。おおお。)
奨学金をもっと出してくれる学校もあったが、バランスを考えて、
UCバークレーにした。
・・・以上、内容不正確ですみません。ご指摘あれば訂正致します。
コメントか、kawaguti at twitter まで。
追記: 写真アップします。