Agile2010 - Day3 参加報告
3日目の報告です。
Hugh Beyer : The User Feedback Two-Step
UCDの分野では有名な "Contexutual Design" という本を書いた人です。今年、"Contextual Design for Agile Team" という超薄い本をだしました。
User-Centered Agile Methods (Synthesis Lectures on Human-Centered Informatics)
- 作者: Hugh Beyer
- 出版社/メーカー: Morgan & Claypool
- 発売日: 2010/10/30
- メディア: ペーパーバック
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想定しているAgile+UXのプロセスはこんな感じみたいです。パラレルトラックアプローチといわれるものだとおもいます。
写真左から、3つのフェーズに分かれています。
- ユーザ調査
- Big Picture (コンセプト、全体像)
- Agile Development (実際の開発) = UXとDevの2つのトラック
通常のイテレーションをはじめる前に2つのフェーズを置いていて、ここで、このプロジェクトは誰をターゲットにし、何を提供するのか、というコンセプトをつくります。UXの担当が行う部分です。
開発は、UXトラックとDev(開発)トラックを分け、UXトラックが前工程としてユーザ調査/ワイヤフレーム構築を、後工程としてユーザビリティテストをします。Devトラックの人はワイヤフレームを受け取ってソフトウェア開発を行い、ユーザビリティテストに引き渡します。このようにお互いに次のスプリントで使う材料を相互に受け渡すわけです。
Jeff Patton : Beyond Sprint 0: Using Collaborative Product Discovery to Plan Agile Projects
開発イテレーション(スプリント)に入る前に、どういった準備が必要か?という話。スクラムではスプリント0といいます。
完了の定義(DoD: Definition of Done) をきちんとやろう、という話はよく聞くのですが、Jeff Pattonはさらに「Definition of Ready」つまり開発着手する条件も明確にしよう、ということを提案しています。
会場で集まった Definition of Ready は以下の通り