組織に新しいアイデアを持ち込みたいと考えた方がどのように周りを変えていったらいいか、一人称で、パターン形式でまとめられたのが「Fearless Change」です。
Lindaさんとアジャイルジャパン実行委員会の野口さんより承諾をいただき公開しました。快い即答、ありがとうございました。アジャイルジャパンにLindaさんを呼んでくれた、実行委員会のみなさんにも大変感謝しております。
講演内では序盤を中心に有効なパターンを紹介していますが、書籍内で紹介されているパターンはまだまだたくさんあります。概要説明部分を安井さんが翻訳してくれたので、読書会の宣伝を兼ねて資料を作りました => PDF。
Fearless Change: Patterns for Introducing New Ideas
- 作者: Mary Lynn Rising, Linda Manns
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2004/10/04
- メディア: ハードカバー
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パターン : Wake up Call (モーニングコール)
震災やその後のいろいろな出来事によって、私たちの認識はそれまでとは大きく違ったものになったと思います。Linda はこのような状況から Wake up Call というパターンを想起したとのことです*1。普段気がつかない、当たり前だと思って利用しているいろいろなことが、実は当たり前ではなかった、ということを、ある特定の出来事によって知り、それについて深く考え、行動を改めていきます。大事なのは、その新たな情報を無視せず、自分をどう動かして行くか、逃げずに真剣に考えていくことなんだろうな、と考えました。
*1:Fearless Change には掲載されてません。たくさんのパターンを論文などで出されています