Agile Comference 4日目です。金曜は基調講演だけなので、通常のセッションは最終日。
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Moral Foundations Theory: to help address conflict (Linda Rising) POPULAR
今日はFearless Changeの著者、リンダライジングさんから。話を聞いてるだけで落ち着いた気分になれる、定番のセッションです。今回はコンフリクトマネジメントの話。
衝突が起きたとき、どんな対応してる?まず衝突に勝ちたいっていう思いが最初に来るのではないか。そこで「私がバカだって教えてくれてありがとう」なんて思う人はいないよね。私もそう
衝突解決で世界を飛び回る友人の話だと、衝突が起こるのは、相手が情報を持っていないからだと思って、もっと情報を渡したいと思う。もしくは理解できない「あいつら」おかしい。
なぜ「あの人たち」はその理由に耳を傾けないのだろう?
ファクトより前に、聞くかどうかは感情で判断して入り。今私はあなた方がロジカルじゃないって言ってるけど大丈夫?
行動経済学における確証バイアス。全く同じ情報を得ても、全く別の取り方をする人たち
さらにバックファイア効果。事実や証拠を使って議論しても、それは相手によって減殺されて、相手の論点をむしろ強化してしまうこともある。
認知的不協和。自己の信念と違うとき、すごく居心地が悪い。まじ無理。(という実験結果)
懐疑的な人と皮肉屋。Fearless Changeの懐疑派代表はいい質問者。でも皮肉屋は違う。ネガティブ指向のネガティブ。枝葉末節の話にこだわって、全体を見ないので、全然助けにならない。
私としてはFearless Change を買っていただけるとありがたいわけですけど。
この中でこの中で、今日のテーマだとFear Less が最初に読むべきパターン。スティーブンコヴィーの七つの法則もぜひみんな読んでほしい。
相手(あいつら)の側に行くにはどうしたら良いか。他の人たちが、自分とは違うことを考えている、そこに飛び込むのは難しいこと。でも実は単純な話(簡単ではなくシンプル)。
ぜひ、論理的に話をしてください。聡明な方々。
もう一つ、Personal Touch パターンも大事。
新しいアイデアには様々な人が様々な反応をして来ます。これがイノベーション普及曲線。
元になったエベレットロジャーズの本は多くの実証に支えられている。
この事象自体は動かせないので、うまく利用したい。抵抗を急いで取り除こうとしない。それはあなたが進歩的な仕事をしていることへの自然な反応。多くの人は賢くて、注意深く、自分の仕事にベストを尽くそうとしているだけ。組織内の多くの人があなた達と同じ視野に立つなんてありえない。
産業革命マインドセット。イノベーターとアーリーアダプターが試し、うまくいったら他の人たちが続く。
もう一つの重要なパターンは聞く、ということ。心をオープンにするだけでなく態度も。私は十分にあなた方をリスペクトしていて、その観点をいれる用意がある
モラルトライブ
アジャイルはモラルトライブかもね。開発者とQAとか。考え方の違いがあるもの
それぞれの人に違いがあるので、会話が成立しないのも仕方がないこと。同じ米国でも左右に分かたれている
すぐやってみて欲しいことは。あなた自身ではなく、相手の感じる価値に注目すること。オープンマインドになるためには、まずあなたの心を開かなければ。
ボーイスカウトの世界では、まず相手が共通のものを信じているというところから始める
相手の視点に立つのは難しいことで、練習が必要。「彼女はリンダ、ちょっとアグレッシブだけど、いい人(is ok)」
まだこの戦いの勝利を諦めてない?でも、勝つことはできない。相手も困っている。
休もう!
合意できなくてもこだわらない
国の分裂を防いだヘイズ大統領の話。
たくさんのセッションがあって忙しい中選んでくれてありがとう。(大拍手)
How we grew Mob Programming, preserved culture, and maintained quality (Christopher Lucian) POPULAR
「ユーザーストーリーマッピング」のJeff Pattonさんと
Jeff Pattonさんが短い滞在日程割いて会いに来てくれて、みんなでパシャリ
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