コロナ前からですが、リモートでモブ作業をすることがすっかり当たり前になりました。会議を含むリモート作業がうまくいくための条件はいくつか思い当たるのですが、こちらのサイトでシンプルにまとまっていたので、紹介したいと思います。
Remote Mob Programming | How we do Remote Mob Programming.
紹介されている原則は以下の15個です。
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Remote Everybody (全員リモート)
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Camera Always On (カメラは常時オン)
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Regular On-Site Meetings (定期的に対面で会う)
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Small Team (小さなチーム)
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Same Time (同じ時間)
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Typist and the Rest of the Mob (一人は入力者、残りはモブ)
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Screen Sharing (画面共有)
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10 Minute Intervals (10分インターバル)
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Git Handover (Gitで引き継ぐ)
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Group Decisions (グループで決定)
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Constant Momentum (常に前進する)
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Learn from the Team (チームでお互いに学ぶ)
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Trust (信頼)
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Save the Planet (地球環境に優しい)
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Dine with your Family (家族と夕食を)
とにかく信頼が大事で、他のメンバーがどんな人かがわかっていれば、結構気にならないことが多いです(3と13)。そのためにはチームが小さいことも重要で、見えない人がいるとちょっと気になりだします。特に時間が迫って焦っているようなときはひどくなりがち(5)。人数が多いとファシリテーションも必要になってしまいますしね。「均等に、順番に話す」みたいなファシリテーションをしてしまうと、話しているんだけど、チーム全体の成果に向かって進んでいるのかがわからなくなることがよくある気がします。
進め方については、常に成果物を中心において(8)、一人が代表して入力し、コンピュータの延長の拡張入力装置(Hunter)のように、基本的にはモブからガイドしてもらって進みます(7)。全員がサポートしたり、意思決定します(11)。入力者は定期的に交代します(9)。
家から移動しないので地球環境に優しく(15)、移動時間もないので家族と夕食を取るのもやりやすい(16)といったあたりもリモートの大きなポイントですね。
やっている人にとってはほぼ説明不要で、共感することばかりだと思います。
以上、リモート作業をうまくやるシンプルなルールとして、"Remote Mob Programming"のサイトを紹介しました。